Archive for the ‘写真集’ Category

ヤドカリの仲間 ゴミを捨てないで!!

水曜日, 2月 17th, 2016


ヤドカリの仲間は皆さんも良く知っていると思います。
ヤドカリの背負っている貝殻は、自分の物ではなく海に落ちている貝殻に入っているんです。
なので、同じ種類のヤドカリでも、違う種類の貝殻に入っている事もごくごく普通の事なんです。
ヤドカリは自分の気に入った貝殻があると、その貝殻に引っ越しをする事も多いです。
時には他のヤドカリが入っている貝殻を無理やり奪ったり、生きている貝の貝殻を奪う事もあるそうです。
けっこう強引な生き物なんですね。
自然界で生きて行くには、それぐらいしないと生き残れないのかもしれません。

写真のヤドカリは何を間違えたのか、プラスチックのキャップの様な物に入ってしまっています。
おそらく落ちていたゴミのキャップに入ってしまったのでしょう。
以外に軽くて丈夫で住みやすいのかもしれませんが・・・。
少し可愛そうに感じますね。
やっぱりヤドカリには天然の貝殻が似合います。
皆さんもゴミは捨てずにゴミ箱に入れましょう。

陸上にあるゴミも風や雨によって川に移動して、川を通って海に流れ着くゴミも多くあります。
一度海に入ってしまったゴミは取り除くのが非常に困難で、そのほとんどは回収することが出来ません。
もちろん台風や津波などの影響で海に流れ着いたゴミも多くあると思います。
出来ることから少しずつゴミを減らす努力をしていきましょう。

ハマクマノミとタマイタダキイソギンチャク

水曜日, 2月 3rd, 2016


クマノミの仲間は、ダイバーに人気の魚ですね。
皆さんも知っていると思いますが、ファインティングニモで有名になった熱帯魚です。
イソギンチャクに住んでるクマノミの親子の話だったと思いますが、実際にダイビングをしてみると
一つのイソギンチャクに何匹もの大きなが違うイソギンチャクが共生しています。
でも、大きいクマノミと小さいクマノミは、親子では無いんですね。
クマノミは卵のうちは親がしっかり守るのですが、孵化をすると赤ちゃんたちは旅立ってしまいます。
そして、気にいったイソギンチャクにたどり着いてそこで生活を始めます。
異なる血を入れる自然の知恵なのかもしれませんね。

クマノミには色々な種類が居る事をご存じでしょうか?
日本には6種類のクマノミが生息していて、世界全体では26種類が居ると言われています。
日本で見られる6種類は以下になります。
・クマノミ
・ハマクマノミ
・カクレクマノミ
・ハナビラクマノミ
・セジロクマノミ
・トウアカクマノミ
写真のクマノミはハマクマノミで、沖縄では良く見られる種類です。

イソギンチャクに隠れている姿がとっても可愛いのですが、以外にも気が強くダイバーを威嚇してくる事も多いんですよ。
ハマクマノミは写真の様に、タマイタダキイソギンチャクと共生している事が多く、写真で撮ると絵になる魚です。
色々な撮影の仕方が有りますが、より近くから強い光(フラッシュやライト)を当てて撮影すると、
イソギンチャクが少し透き通り柔らかい印象に撮影することが出来ます。一度試してみてくださいね。

クマノミの仲間は、イソギンチャクに住んでいますので、何時も同じ所で見る事が出来ます。
その為、見たいクマノミが有りましたら、ご案内することが簡単な魚です。
ダイビングやシュノーケルに参加される時には、ドンドンリクエストして下さいね。

残波岬灯台の夕日

土曜日, 1月 30th, 2016

沖縄に来たら海に沈む夕日が見て見たい方も多いのではないでしょうか?
海の近くに住んで無い方はもちろん、海の近くに住んでいる方でも西向きに海がある場所でしか海に沈む夕日は
見ることが出来ませんので、あまり見たことが無い方が多いのではないでしょうか?
沖縄は南北に長い島になりますので、西海岸では多くの場所で海に沈む夕日を見ることが出来ます。
しかも、沖縄の観光地やホテルは西海岸に集中していますので、観光のついでに見る事も出来てしまいます。

色々な場所で海に沈む夕日を見ることが出来ますが、読谷村にある残波岬は公園のように整備がされているので、
気軽に見に行くことが出来るポイントとして有名です。
岬周辺は崖の様な地形になっていて、その先端付近に大きな灯台が立っています。
灯台のすぐ横に沈む夕日はけっこう絵になる景色で、おすすめの夕日スポットですね。

場所は残波岬ロイヤルホテルの少し奥になり、小さな売店やトイレなどが有ります。
人はあまり多く無く、駐車場も広いので車でも行きやすいですね。
なぜかヤギや鶏などが飼育されていますので、少し早く着いてしまっても時間をつぶすこともできます。

海に沈む夕日は雲に入ってしまう事が多くあまり見ることが出来ません。
真っ赤に染まった夕焼けは晴れていれば見ることが出来ますが、太陽が入る瞬間は雲で隠れてしまう事が多く
丸い太陽が海に沈む瞬間が見れたら、とってもラッキーだと思って見に行って下さいね。
太陽が沈む瞬間には、グリーンフラッシュと言って数秒だけ緑色の光に変わることが有ります。
このグリーンフラッシュは年に数回しか見ることが出来ない貴重な現象です。
太陽が沈む瞬間が見られた時には覚えておいて下さいね。

ちっちゃなゾウゲイロウミウシ

木曜日, 1月 14th, 2016


ダイバーに人気の生物と言えばやっぱりウミウシですね。
柔らかそうな体とその姿がとっても可愛い生き物です。
また、カラーバリエーションが豊富で、とっても綺麗な色をしたウミウシが多いのも人気の秘密です。
写真のウミウシは、ゾウゲイロウミウシです。
大きさは2センチほどしかなく、ウミウシの中では小さい種類になります。
少し透明っぽい白い体の色が象牙に似て色ことからこの名前が付きました。
ツノの部分が綺麗な色をしているのも人気の理由かもしれませんね。

ウミウシは一年中見ることが出来る生物ですが、冬から初夏にかけてが最も多く見ることが出来ます。
夏以降は個体数が減ってしまいますので、ウミウシが目当ての皆さんは冬から初夏にかけて
ダイビングに来ると沢山見ることが出来ます。また、種類によって生育している場所が異なります。
見たいウミウシがいたら狙いを定めて見に行くと良いですね。

ダイビングでの綺麗な写真の撮り方

金曜日, 10月 23rd, 2015


ダイビングを始めて見ると、水中写真に興味が出てくる人も多いのではないでしょうか?
通常のデジタルカメラに、専用のハウジングを購入すれば、簡単に水中写真を撮ることが出来ます。
安い物では4万円ほどで水中カメラを購入することが出来ます。

最近はカメラを持ってダイビングに来られる方も多くなって来ましたが、思った通りの写真が取れないと言う話をよく聞きます。
水中写真で綺麗な写真が撮れない原因は幾つかありますが、主に次の事が原因の場合が多いです。
・綺麗な色が出ない。
・水の透明感が悪く写る。
・写真がぶれてしまう。
・ピントが合わせられない。

このような問題の簡単な原因と解決策を紹介します。
・水中写真の色が上手く出ない場合や、くすんでしまう場合の原因は光の性質を理解する事です。
水の中に入ると赤い光は吸収されやすく、カメラでは赤い色を再現しにくくなります。
人の目は色を補正してみているため、ダイビング中は赤く見えるように感じますが、実際は赤茶色の色に写っているのです。その為目で見た色と写真の色が異なって感じ、綺麗な色で撮れてないと感じてしまいます。
実際には写真で撮った色が本来の色なのです。
この現象を回避する方法は、「浅い場所で撮影する」「外付けのフラッシュを取り付ける」「補正してくれるカメラを購入する」などが有ると思います。
この写真は水深が2~3mの浅い場所で撮影していますので、フラッシュ等が無くても綺麗な色が出ていると思います。

・水の透明感が悪く写る場合の原因は、光の屈折が影響しています。同じ画角の写真を水中で撮る場合には、陸上よ離れて撮影しないと行けません。離れて撮影すると被写体までの距離が遠くなる為、その間の水の量が増えて濁ったように映ってしまいます。透き通った水中世界を写真で撮りたい場合は出来るだけ近づいて撮影することが大切です。
その為には広角レンズやフィッシュアイレンズなど、より広く取れるレンズを取り付ける事です。
この写真のは180度まで撮れるフィッシュアイレンズを装着して、被写体までの距離をかなり近づけて撮影しています。

・写真がぶれてしまう場合の原因は、ダイバー自体が動いてしまっている事が多いです。
水中はジッと止まることが難しい場合も有りますが、出来る限り動かない様にして撮影する事です。
サンゴなどがあり、水底に着てい出来ない事も多いので、中性浮力を上達させる事が近道です。
写真などに気を取られてしまうと、中性浮力が取れなくなる方も多いです。ダイビングスキルの上達を目指しましょう。

・ピントが上手く合わない場合の原因は、暗過ぎてカメラが上手く反応しない場合が有ります。この場合はライトなどで光を補いましょう。また、水中の生物は思ったより小さい物も多く居ます。この場合はカメラの接写が出来ないほど近づいている場合が多くあります。マクロレンズなどを装着すると、小さな物もピントを合わせることが出来ますが、撮影には少し慣れが必要です。

水中写真を綺麗に撮るコツは、撮影したい物に合わせた器材の購入と、ダイビング技術の上達の2つだと思います。
皆さんの綺麗な水中写真を撮れるように頑張って下さいね。

不細工な所が可愛いイザリウオ

月曜日, 10月 12th, 2015

ダイビングでは、変わった形をした魚や、珍しい魚が人気物になることが良くあります。

イザリウオの仲間は魚っぽく無い形や、不細工な顔、ほとんど泳がずにヒレを手のように使って移動する仕草が人気の魚です。
イザリウオには色々な種類がいますが、大体同じ形をしています。
大きさは種類によりだいぶ違います。大きい種類では30センチ、小さい種類は5センチほどしかありません。
色や模様は同じ種類でも様々で、綺麗な黄色や赤、白っぽい個体も良く見かけます。
写真のイザリウオはイロイザリウオと言う種類だと思います。
大きさは10センチ前後でしょうか?
良く見ないと、何処が顔だか分かりづらいと思います。
イザリウオの仲間は可愛い顔をしていますが肉食の魚です。
岩やサンゴに擬態してジッと待っていて、小さな魚が近づいたら大きな口で一気に食べてしまいます。
イザリウオはアンコウの仲間なので、見た目の似ていますね。
ダイビングでは一度出没すると、しばらくは同じ所に居ることが多いので、見て見たい方はリクエストして下さいね。
ただし、居ない場合もあるのでご了承ください。
イザリウオの仲間は、なぜかロープや網が好きみたいです。
水中にロープや網があったら探してみるのも楽しいですよ。

真栄田岬に沈む夕日

木曜日, 9月 24th, 2015


沖縄の真栄田岬と言えば、有名なシュノーケルやダイビングスポットです。
真栄田岬と聞いても分からない方も、青の洞窟と言えば聞いたことが有るのではないでしょうか?
青の洞窟とは真栄田岬にある水中洞窟の事です。
水深がそれほど深く無く、初心者でも行くことが出来るので、体験ダイビング等で人気のスポットになっています。
沖縄の西海岸に飛び出したようになっている岬なので、夕日が沈む絶景スポットとしても有名です。
真栄田岬にある遊歩道を歩いて岬の西側に行けば、水平線に沈む夕日がとても綺麗に見ることが出来ます。
岬の回りは自然が手付かずの状態で残っているため、ロケーションも良くおすすめの夕日スポットです。
誰でも簡単にいくことが出来ますので、是非行ってみて下さいね。

写真の真栄田岬の夕日は、ボートの上から撮影した物です。
海の上から見る夕日は、また違った雰囲気になってとても感動的です。
あまり見る機会が無いと思いますが、サンセットクルージングや夕方からの
ダイビング・シュノーケルに参加すると見ることが出来る場合が有ります。
大人数のグループでしたらボートのチャーターをして、夕日を見られる時間に開催することもマリンクラブクレアでは可能です。
昼間とは全然違う景色が楽しめるので、興味がある方は問い合わせてくださいね。

海に沈む夕日は沖縄でもあまり見ることが出来ません。
晴れている時でも意外と雲が多いのが沖縄の天気です。
沖縄に暮らしていても、雲にかからず夕日が沈む所は見られる事が少ないんですよ。
雲が掛っている時は、西の空一面が赤く染まったり、グラデーションが綺麗になったり、それもまた綺麗な景色が見られます。
その日見られる夕日は、二度と見る事は出来ないと言ってもいいと思います。
沖縄に遊びに来たら、海に沈む夕日を見て見るのも良いと思います。

透明なニセアカホシカクレエビ

木曜日, 8月 27th, 2015


ダイビングで海の中に潜ると、小さなエビを見かけることが良くあります。
写真のニセアカホシカクレエビは2~3センチ程の小さな小さなエビの仲間です。透明な体に白い模様が特徴です。
良く似たエビの仲間でイソギンチャクエビがいますが、ハサミの色や額のラインが無いことで見分けることが出来ます。
ぱっと見はほとんど同じなので、見分けが付かない方は良く見て見て下さいね。

ニセアカホシカクレエビは、沖縄などの暖かい海に生息しています。
他の生物から隠れるために、イソギンチャクに隠れています。
毒のあるイソギンチャクに隠れて、身を守っているんですね。
水中をヒラヒラと泳いで移動する姿がとってもかわいらしいエビですよ。

ホタテツノハゼ

金曜日, 6月 19th, 2015


ダイビングでは一見、目立たない小さな生物が人気物になる事があります。
ハゼの仲間もほとんどが5㎝ほどの小さな魚ですが、ダイバーには人気物です。
小さくて探すのが大変で、すぐに砂の中に隠れてしまう臆病な魚ですが、それが逆に人気の秘密なのかもしれません。
写真のホタテツノハゼは、大きさは5㎝前後で、少し深場の砂地に生息しているハゼです。
背ヒレを立てた姿が個性的で、あまり個体数が居ないレアな魚です。
背ビレを立てていれば目立つのですが、ヒレを寝せている事も多くぱっと見は水底のゴミのようにも見えます。
あまり見ることが出来ないハゼほど、人気が高くホタテツノハゼも人気のハゼです。

沖縄を始め、高地や和歌山などでも見ることが出来ます。
マリンクラブクレアがご案内出来る海では、真栄田岬で見ることが出来ますが、個体数は少ないので発見できない時も有ります。
興味がある方はリクエストして下さいね。真栄田岬では水深35メートル程のディープにしか生息していません。
初心者向けではありませんので、自身が無い方はダイビングが少し上手になってからリクエストして下さいね。

青の洞窟がある真栄田岬

水曜日, 6月 17th, 2015


真栄田岬と言えば青の洞窟が有名な、ダイビング&シュノーケルポイントです。
沖縄の恩納村にある、西海岸を代表するダイビングスポットになっています。
階段から簡単にエントリーする事が出来る他、近くの港からボートでも向うことが出来ます。
水中は透明度も良く魚の数や種類も多いため、初心者から上級者まで楽しむ事が出来ます。
青の洞窟が余りにも有名ですが、青の洞窟以外にも見所が多い海になります。
岬の先端方面はドロップオフになっていて、ほぼ垂直に水深30メートル付近まで深くなっています。
少し沖合に行くと、水深は40メートル以上まで深くなっていて、ディープダイビングで楽しむ方も多く居ます。
青の洞窟は夏場のハイシーズンには、シュノーケルや体験ダイビングの方が多く訪れ、とてもにぎやかな雰囲気です。

真栄田岬は陸上の景色も綺麗で、最近は陸上の景色を楽しみに来ている方も多く見かけます。
ダイビングやシュノーケルをしない方も、景色を楽しんでみてはいかがですか?
岬の西側(写真の左側)は夕日が沈む絶景ポイントとしても有名です。
遊歩道が整備されているので、簡単に歩いて行くことが出来ます。
また、シャワー室やトイレ、駐車場の整備されていますので、ドライブの途中に立ち寄るにはちょうどいいと思います。

ダイビングで見ることが出来る生物は非常に多く、青の洞窟の中にはリュウキュウハタンポやアカマツカサなどの、
夜行性の生物が多く居ます。初夏にはリュウキュウハタンポの稚魚が、青の洞窟内に何千匹も
群れている姿を見ることが出来ます。青の洞窟以外では、クマノミやチョウチョウウオなどのカラフルな魚も
沢山見ることが出来ます。少し深場には、ヒレナガネジリンボウやヤシャハゼなどの定番のハゼから、
ホタテツノハゼなど珍しいハゼも見ることが出来ます。人気のチンアナゴも見ることが出来ます。
その他エビやカニ、ヤガラやダツなど形が変わった魚も多いので、飽きることなくダイビングが楽しめると思います。

沖縄に来たら、ダイビングをする人もしない人も、一度は訪れてほしい場所です。